【無料WEBセミナー第10回サマリー】株式会社オービックビジネスコンサルタント〜強みを活かした独自の健康経営〜

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RenoBodyでは、健康経営の優良事例やお役立ち情報をご紹介する参加無料のWEBセミナーを定期的に開催しています。今回は過去にお届けしたなかから、第10回セミナー株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)様の健康経営の取り組みについてサマリーをご紹介します。
OBC様は、“業務のDX化”をキーワードに『勘定奉行クラウド』をはじめとする『奉行クラウド』『奉行クラウドEdge』を主力として、お客様のニーズに沿って業務スタイルに変化をもたらす商品を開発・販売している企業様です。1980年12月に設立され、東京の本社のほか、全国11カ所に支店があります。この度のセミナーでは本社内に設立されたOBC社内診療所の和田悠起子院長をお招きし、健康経営の取り組みについて伺いました。

【第10回無料WEBセミナー】
株式会社オービックビジネスコンサルタント〜強みを活かした独自の健康経営〜

講演者:株式会社オービックビジネスコンサルタント 社内診療所 院長 和田悠起子氏
【経歴】産業医として中小企業から中堅・大手企業まで様々な企業で業務に従事。
 2022年4月にOBC社内診療所の院長に就任。InstagramやYouTubeなどで健康や
 労務についての情報も発信。日本医師会認定産業医、日本抗加齢医学会専門医、
 健康経営エキスパートアドバイザー、健康スポーツ医、第二種作業環境測定士。

司会者:一般社団法人社会的健康戦略研究所 理事・mHealth Watch 編集長 渡辺武友氏
配 信:2024年7月23日(火)・24日(水)・25日(木) 14:00〜15:00

社員とその家族が心身ともに健康であるための健康経営

渡辺氏:本日は和田先生と一緒にお話していきたいと思います。よろしくお願いします。

和田氏: OBC社内診療所の院長をしております和田悠起子でございます。今回は「オービックビジネスコンサルタントの強みを活かした独自の健康経営」についてお話をしたいと思います。
では早速ですが、OBCの目指す健康経営についてご説明します。
この健康経営宣言(下記)には、OBCの和田社長の思いが込められており、社員が心身ともに健康であることが、能力を最大限に発揮できるという考えでございます。
また社員だけでなく、そのご家族も一体となって取り組み、オープンでフェアな働きやすい環境づくりというものを目指す、そういった思いも込められております。

[健康経営宣言]

オービックビジネスコンサルタントは、
社員が心身ともに健康で、能力を最大限に発揮することが、
企業の発展に繋がると考えます。
この考えのもと、
時代の変化に応じた健康増進施作の検討・推進を
会社、社員、その家族が一体となって取り組み、
オープンでフェアな働きやすい環境づくりを目指します。

社内にある診療所だからできる、きめ細やかな対応

和田氏:OBCの健康経営組織図(下図)のポイントが社内診療所です。健康管理室としての機能だけではなく、診療行為や治療行為を行うことができる、いわゆるクリニックとしての機能もございます。

[健康経営 社内体制図]

[OBC社内診療所の思い]

OBC社内診療所では従業員とそのご家族様の健康の保持増進の
お力になりたいと考えております。
OBCで働く方々に対して、優しく安全な医療の実践を目指します。

なかなか受診をする時間を作れないという従業員も多いと思うのですが、多忙な方でも診察・診断、内服薬の処方も含めた治療を社内で受けられるのが、社内診療所の非常に大きな強みです。
OBC社内診療所では、一般的な内科治療ができるようになっております。
高血圧や糖尿病などある程度長期間使い続けなければならない薬には対応しておりませんが、common disease といわれる高頻度でみられる疾患に関しては、基本的に対応しています。
社内診療所ですので、大きな病気には対応できませんが、大学病院等に紹介状を作成してご紹介することができます。
OBCは札幌から福岡まで11拠点ありますが、他拠点の従業員はオンライン診療も可能で、皆様がご利用しやすい環境を整えております。

[社内にある診療所だからできること]

仕事が忙しくても……
・診察・診断・治療(処方)を受けることができる
・家族の健康相談ができる
・大学病院等への紹介状を作成できる

渡辺氏:2022年から社内診療所をはじめられたということですが、ゼロから作るのは大変でしたよね?

和田氏:クリニックを設立するためには保健所に申請をして開設届を出さなければならないのですが、そういった経験がなかったので保健所の方に一から相談をして、もう毎日のように保健所に通いながら、苦労して開設いたしました。

渡辺氏:それだけのことをしても社内診療所を開設しようとなったのは、社長の思いも強かったのでしょうか?

和田氏:そうですね。日々忙しいと自身に向き合い、健康について考える時間がなかったりします。健康を失って初めてその大切さに気づくのは、ものすごく悲しいことだと思うんですね。
そういった社長の思いもあって、他にはない取り組みとして社内診療所の開設を任せされました。私自身、最初は手探り状態でしたが、今ではなかなか形になってきたかなと思っております。

保健師の加入で、より相談しやすい環境に

渡辺氏:実際に社内診療所を始めてみて、従業員の方の反応はいかがでしょう?

和田氏:結構良いですね。こちらが2023年から2024年にかけての活動報告です。
まず大きく変わったのは、看護師免許を持った方保健師が加入したことです。どう変わったかというところなんですが、こちら(下図)が2023年5月からの1年間の面談件数の推移になります。

[2023年〜2024年の活動について]

保健師(看護師)の加入/受診勧奨強化/チャリティー駅伝参加/
事前面談・休職面談/ヨガ教室・食事教室/産婦人科医の講和/社長インタビュー/
就業規則と実際の休職期間/禁煙外来の実施/紹介状の作成

[面談実施件数と人数の推移]

これ見ていただくと分かるように、保健師を導入した2023年9月以降の面談件数が急激に増加しました。当初は、私もしくは人事の方が面談の窓口をしていましたが、お恥ずかしながら正直伸び悩んでおりました。
後々聞いてみると、やはり直接医師にメールを送るのがすごくやりづらかったという……。私自身そんなに距離を作っているつもりはなかったんですが、やはり従業員の方々から見ると、距離があったのかなという結果ですね。
保健師さんは医療職ですので、人事の方とまた違いお体のことも含めて相談しやすい環境になったことが、こちらから見てとれます。

渡辺氏:その上で、従業員の方から声が寄せられてきたのですね。

和田氏:医療職にいろんなことを聞けるようになったことが、皆さんにすごく良かったとおっしゃっていただいております。健康診断で、例えば肝機能の数値が悪くても、どの規模の病院に行けば良いのかわからず、いきなり大学病院に行ってしまって門前払いをされてしまった……という話もよく聞きます。そういう時はまずクリニックに来て、何かあったら大きな病院に紹介という流れが良いなど、意外と皆さん知らなかったりすることを気軽に聞けることが、利用者の方々に良かったとおっしゃっていただけたポイントかと思います。

保健師と医師の連携で、従業員に寄り添う受診勧奨

渡辺氏:もう一つ利用者の声をご紹介いただけますか。

和田氏:保健師が加入して一番何に力を入れたかというと、受診勧奨の強化なんです。
今までは私一人でご対応していると、「受診してください」とは言えても、その後を追うことがなかなかできませんでした。その部分を保健師さんが、「受診しましたか?心配しています」といった感じで、やさしくかつしっかりとメールで追っていただいております。
メールを送ると大抵の方は返信をくださいます。ただ「返答が遅くなり申し訳ありません、通院はしていません」という内容が返ってくることも。保健師さんが受診勧奨し、それでもダメなら医師である私がさらに受診勧奨することで、通院を再開したというような例もあります。ここまでしっかり勧奨して受診してもらえないということは、あまりないかなと思います。

渡辺氏:従業員側からすると人事部は悪い言い方をすると、会社内の警察みたいなイメージで、取り締られるように思われたり、医師になるとちょっと敷居が上がったり、やはり保健師さんが相手だと話しやすさが医師とは違うレイヤーにありますよね。

和田氏:そうですね、やはり医師の言葉はすごく重く受け止めすぎてしまう部分もあります。保健師さんが相手ですと、実は困っていたんですとか皆さんお話ししてくださるので、やはり医療職でかつ保健師という看護職がいるというのは、皆さんにとってすごく安心感があるのだなということがよく分かりました。

渡辺氏:従業員の視点になってどうあるべきかを考える、かなり丁寧に寄り添っているということですよね。
受診勧奨は一番大きなテーマで、多くの企業が二次健診にと伝えたけれど結局行ってくれなかったとか、行ったけれどもその後治療してくれていないなど多いですよね。

和田氏:多いですね。
「特に問題ないから受診していないです」と悪気なくお話しされる方もかなり多いです。それで次の健康診断でまた同じことを繰り返すとなってしまうと、すごくもったいないんですよね。
ですので、OBCの社内診療所では、受診後の治療の継続や、どういったお薬を飲んでいるか、副作用などないかなどもお聞きして、手厚く皆様を診ているような状況です。

渡辺氏:特に生活習慣病は「痛みなどないし、忙しいから今はいいかな」とそのままになってしまいますよね。

和田氏:「何も症状がないので大丈夫です」と、それはそうですが、症状が出たらもうだいぶ進んでいるということをなかなかご理解してもらえない……。忙しいとそれどころではないということはわかるんですが、そこをですね、やはり医師が言うと、結構怖いみたいなんですよね。

渡辺氏:わかる気がする(笑)。

和田氏:私も気をつけてはおりますが、そのあたりは基本的に保健師さんに受診勧奨していただいて、ちょっと状態があまり良くない方や、返信がなかなかいただけない方の場合は、私が出るようにしております。

渡辺氏:この連携体制をどう作るかが大きいと思うので、ぜひ皆さん参考にしてください。

院長自ら駅伝大会に参加、活動報告も積極的に行う

和田氏:OBCではITチャリティー駅伝や企業対抗駅伝に出場しております。運動機会を従業員の皆さんに推進するだけでなく、様々な部署が集まるので他部署間の交流にもつながると考えております。
駅伝には私も自ら参加しました。応援も含めると多くの部署の方が参加しているので、そういった場で私も走ることによって社内診療所の知名度も上がります。また、和田先生ってこういう人なんだと知ってくださると、じゃあ今度相談してみようかなという流れで利用率もアップにつながるなど、いろんな思いもあって、私も全力で走っております。

渡辺氏:走るドクターなんですね!では、他の取り組みも続けてお願いします。

和田氏:私はニュースレターも書いており、イベントに参加していなかった方にも届くように、どういう活動をしているかをお伝えしています。このニュースレターを見ることで、こんな感じなら次回参加してみようかなと思う方が結構いらっしゃいます。また、ホームページでも見られるようになっております。
最近は新たにヨガ教室を開いております。有名なトレーナーの方にイベントを開くことができないかを直接ご依頼して実現しました。有名なトレーナーさんがヨガを教える華やかなイベントですと、皆さんも参加したいって思っていただけるかなと考えての企画です。
女性はなかなかお子さんがいらっしゃると運動習慣がなくなってしまう方が多いんですよね。これをきっかけに運動習慣をつけていただけたらという思いで始めたんですが、こちらも好評で、第2弾も行われます。

渡辺氏:続いては、食やその他の活動ですね。

和田氏:運動も大事ですが、食事はもっと大事ということで、食のセミナーも行っております。
プロテインの試食など体感しながら楽しめるイベントを月に1回ぐらい開催しています。こういった定期的に開催される食のセミナーを通して、普段は考えられないけれどもこれを機に食の大切さを思い出していただけたらと考えております。
女性の健康問題についての取り組みとして、私の大学の先輩にあたる産婦人科医の高橋玲奈先生に講和をいただき、「全社員向け」「女性社員向け」「管理職向け」の3本立てで動画を作成しております。健康経営優良法人認定にはこの3パターンが実は必要ということもありまして、それぞれに合わせてお話を変えながら3本撮影をして、今OBCの従業員向けに公開しているというような状況です。

自発的に“楽しむ姿”を発信し、周りを巻き込む

渡辺氏:運動から始まり、いろんな取り組みをご紹介していただきました。最初の駅伝の話にあったように、みんなをどうやったら巻き込めるかというのが、各企業の課題かなと思います。伺っていると自発的に楽しもうとしている姿を見せた方が巻き込める……という話をよく聞くんですけど、そういう効果につながっているという感じでしょうか?

和田氏:そうですね。私は必ずセミナーなどを開催して皆さんの声を取るようにしているのですが、やはり最初は参加しづらいと思うんですよね。参加してみると意外と面白いんだよというところを、なるべく皆さんに知ってもらうためにも、参加者が楽しんでいる姿を、ニュースレターやホームページに掲載して、もっと知名度を上げてもっと利用率を上げたいというところはあります。そうやって皆さんを巻き込んでいく、それが一番大事かなと思います。
最初から参加率が高いことって、基本的にどんなものもないと思うので、私も頑張って続けて、最初は利用率や参加率が少なかったとしても、そこはグッとこらえて楽しい姿をアップし続けていくのは大切かと思います。これは本当に正直な気持ちですね。

渡辺氏:今おっしゃっていただいたことはすごく大切で、最初からものすごい利用率、参加率が高くて次からどんどん下降したりすると、その方が辛い。それよりも、最初は少なくても毎回少しずつ増える方が盛り上がっている感じが出るんですよね。

和田氏:なので、私自身が一番盛り上がることを大切にしています。

渡辺氏:こういった形で今後もいろいろ新たなものを仕掛けていこうという感じでしょうか。

和田氏:はい、たくさんイベントは控えておりますので、まずは「全力で私が楽しむ」というところを押さえていきたいと思います。

渡辺氏:次はまた別の切り口のお話をお願いします。

健康経営のHPを刷新し、社長の思いを冒頭に掲載

和田氏:健康経営のホームページを大幅に変更しました。目玉として社長インタビューを最初に掲載し、ここに詳しく健康についての和田社長の思いをご紹介しております。
和田社長自身が行っている健康習慣もお話いただいております。ウォーキングをされているんですが、必ず毎日1万歩を超えるように社長自身も何歩歩いたかを管理しております。

[OBC様 ホームページ]

渡辺氏:すごいですね!

和田氏:和田社長はお車での移動が多い中で1万歩歩いていらっしゃるので、私もどうされているんだろうと思いまして、お話を聞きましたら、車を前で下りてそこから歩くなど、頑張って歩いていらっしゃるそうです。

渡辺氏:代表が自らやっていらしたら、従業員は負けるわけにはいかない……というのも、ちょっとありますよね。

和田氏:私自身も負けないように、社長が1万歩歩くなら、私は1万2千歩を目標にしております(笑)。

渡辺氏:そういうところ競っているんですね(笑)。

社内診療所処方による、従業員自己負担ゼロの禁煙外来開始

和田氏:健康経営のホームページ内では、活動事例についても報告をするようになりました。
先ほど食事教室や駅伝についてご紹介しましたが、禁煙外来も目玉の取り組みとして掲載しております。
OBC社内診療所では、禁煙外来の処方も可能になっております。OBCの喫煙率は現在18%で、全国的には高い方ではないと思います。OBCの場合、30代後半からそれ以降にかけての中堅以降の喫煙率が、私からするとまだまだ高いと思っております。
今回、これは私と社長の思いもありまして、禁煙外来を始めたという経緯になります。
ここで目玉なのは、自己負担がないことです。保険診療でだいたい3万円前後、自費診療の場合は6万〜8万円ぐらいするので、自己負担ゼロはすごいことかなと思うんですよね。
安全性も兼ねて、ニコチネルパッチを使用した禁煙外来で、他拠点の方にはオンライン診療を実施して、薬を社内便でお送りする形をつくり、どの支店の方でもご利用できるようになっています。
3月に案内を始めて、成功率は今のところ100%です。私自身も成功させたいという思いがかなり強いので、手厚くカウンセリングをしております。その効果なのかもしれないですし、やはり会社負担で禁煙外来を行っている以上、それなりに心を込めて皆さん来ているのかなとも思うので、両方相まって、今のところですけれども、成功率は100%です。

[2024年に禁煙外来開始]

・従業員の自己負担ゼロ
・社内診療所が処方、手厚いカウンセリングを実施
・他拠点向けにオンライン診療を実施

現時点で成功率100%

渡辺氏:喫煙している人からすると、実際やめようと思った時は不安でいっぱいですよね。実際にこういった治療として始めてみると、体が今までと違う反応を示したり、いいことばかりではないですし。

和田氏:最初はそうですね。
イライラしてしまう、食欲が増して太ってしまうなどといったケースもあります。事前に対処法を外来でお話しますが、実際にイライラしてしまった時どうしたらよかったか分からなくなってしまうなどあると思うんですよね。そういった時にも、こうしたらリラックスできるかもしれませんなどお話ししながら丁寧に進めておりますので、それが社内診療所があるメリットかなと思うんです。
なかなか普通のクリニックではここまで対応できないと思うので、柔軟に対応しながら皆さんの禁煙に向けて私も少しでも手助けできたらと思っております。

渡辺氏:かなり心強いのではと思います。これからチャレンジしようか考えている方々も、ぜひこれを機会にチャレンジしてもらえるといいですね。

和田氏:今までの利用者さんが、「禁煙外来よかったよ、やめられそうだよ」と皆さんに宣伝してくれているので、これからどんどん忙しくなってくるかなと思っております。

渡辺氏:いい悲鳴ということですね。そんなような活動をしてきたということで、まとめに入っていきます。

健康経営優良法人の順位上昇、今後の取り組みも目白押し

和田氏:健康経営優良法人認定の順位についてですが、令和4年は1500位〜1550位でした。認定自体はされていますが、「ホワイト500」からは程遠いような状況でした。昨年こそ「ホワイト500」と思ったんですが一歩及ばず、601位〜650位で前年より1000位近く順位がアップしたというところでございます。
まだまだ今後の予定もいろいろ控えておりますので、今年こそは「ホワイト500」を目指していけるかなと考えております。

[評価の変遷(直近5回の評価結果)]

渡辺氏:今後の予定も伺えますか?

和田氏:このような形で健康経営の推進体制を強化していき、ホームページも変更をしておりますので、情報開示も大きくしていきたいと思っております。
女性特有の取り組みに関しても、私自身も含め他の産婦人科の先生のご意見も聞きながら進めていければと思っております。
実は今、RenoBodyを利用したウォーキングイベントを、熱中症など注意点をしっかりと皆様にお伝えした上で開催しております。
私、実はウォーキングが趣味で、私自身がウォーキングをはじめてなんて素晴らしいものなんだろうと思ったところから、このイベントを開催したいという思いがあり、実現できたという経緯になっております。
今後どうなるかなというところはございますが、徐々に利用率も参加率も増えていけばいいなと思いながら、健康経営という部分を盛り上げていきたいです。

[今後の予定]

・健康経営関連の情報開示の拡充
・労働時間削減の取り組み
・健康経営推進体制・実施体制の強化
・有休消化率向上の取り組み
・経営陣の健康経営課題への関与の強化
・運動機会増加への取り組み
・女性特有の健康関連課題への取り組み強化
・スポーツ庁「スポーツエールカンパニー2024」の取得

渡辺氏:先ほど聞いた話ですと運動に関しては駅伝が先行していて、これからウォーキングというと、普通の企業からすると逆にも聞こえそうな感じですが、これは準備を徹底的にしてきたということでしょうか?

和田氏:そうですね。皆さん、歩くと言うとあまり運動と思わない方がたくさんいらっしゃるんですが、全然そんなことはなく、ウォーキングにはすごい効果があります。毎日できることですし、ご自身の携帯やスマートウォッチなどで歩数も簡単に見られますので、そういったところを盛り上げていきたいと思っております。

渡辺氏:この取り組みによって今までと違う方たちが参加するんじゃないかなと思います。また改めてどんな感じだったかや、さらに従業員を巻き込むためにどんなことを仕掛けたかなど、ぜひお伺いしたいなと思います。

和田氏:もちろんです。いろいろ試しながら私も頑張ります!

渡辺氏:本日は和田悠起子先生にお越しいただきました。ありがとうございました。

和田氏:ありがとうございました。