健康経営を初めて取り組む企業にオススメ「健康経営度調査」を依頼しよう

近年、よく耳にするようになった「健康経営」ですが、実際に自社で健康経営に取り組もうと思っても、そもそも何から始めたらいいのかわからない企業様も多いのではないでしょうか。
経済産業省は、そういった企業向けに専門家が健康経営を軸に調査するサービスとして「健康経営度調査」なるものを実施しています。
今回は「健康経営度調査」についてご紹介します。
※本記事の情報は記事作成時点の情報となります。

健康経営度調査とは

健康経営度調査とは、健康経営を初めて取り組もうと考えている企業にまずはどのように取り組んでいけばいいのかなど、健康経営関連の課題を持つ企業向けに策定された調査のことです。
健康経営に取り組もうと考えている企業が、この健康経営度調査に回答することで、何を軸に取り組めばいいのか、どういった点が重要視されるのか、などが理解できるようになるそうです。

※健康経営についてはこちら「健康経営とは」の記事もあわせてお読みください。
※健康経営銘柄についてはこちら「健康経営銘柄とは」の記事もあわせてお読みください。

健康経営度調査は、その手の専門家による委員会によって策定されており、単純に「健康経営銘柄」の選定や「健康経営優良法人（大規模法人部門：ホワイト500）」の認定に活用されるだけではなく、中小企業にとっても健康経営に重要なポイントがわかるようになっています。

これから始めて健康経営に取り組んでみようと考えている企業様にとっては便利なサービスですね。

健康経営度調査依頼の流れ

では実際に健康経営度調査を依頼したい場合は、どのように進めていけばいいのでしょうか。
調査依頼の流れをご紹介します。

① 健康経営度調査票の入手

まずは健康経営度調査票を電子データで入手します。

過去に一度も健康経営度調査を実施したことがない企業は、調査委託先（現時点では、日経リサーチ社）にメールで連絡をすると、ダウンロード先のサイトやID/パスワードが発行される仕組みとなっています。

ちなみに過去に一度でも調査票を提出したことがある企業には、こちらから申請せずとも、調査依頼状などのご案内が発行されているそうです。

連絡先のメールアドレスなどは、経済産業省のホームページをご確認ください。

② 調査票の提出

健康経営度調査票を記入し終わったら、調査票を提出します。

提出方法は簡単で上記でダウンロードしたサイトにアップロードすることで提出完了です。

後日、調査票を提出した企業全社に、評価結果がフィードバックされます。

健康経営に取り組む上で必要な点はどこか、見直すポイントは、評価されるポイントは、など今後、健康経営を進めていく上で必要な情報が盛り込まれています。

経済産業省のホームページには、調査票のサンプルや、フィードバックシートのサンプルなども確認することができますので、ぜひチェックください。

健康経営度調査の説明会

健康経営度調査の説明会が随時開催されております。

説明会は経済産業省主催の説明会もあれば、東京証券取引所主催の説明会もあるようですが、ただ結構人気があるようで、今年度の説明会はすべて定員に達しているようです。

また、健康経営度調査はいつでも受けることができるわけではなく、調査期間が定められておりますので、ご注意ください。

ちなみに今年度の健康経営度調査の締め切りは10月5日（金）までとなっております。

健康経営度調査に興味がある方はぜひお早めに申請ください。

この他にも説明会時の資料や、昨年度の健康経営度調査状況なども経済産業省のホームページに記載されておりますので、ぜひご確認ください。

いかがでしたでしょうか。
健康経営という制度は知っていても、健康経営度調査というサービスを知らなかった企業様は多いんじゃないでしょうか。
健康経営に取り組みたいけど、まず何から始めればいいのかわからない、自社ではどういう点が課題なのか、どういった点が足りていないのか、そういった悩みを抱えている企業様であればぜひ、本調査を申請してみてはいかがでしょうか。