新しいシューズでモチベアップ!正しいウォーキング・ランニングシューズの選び方

新しいシューズでモチベアップ!正しいウォーキング・ランニングシューズの選び方

  • コラム
  • 健康経営

今年の目標に「運動の継続」と掲げた方もいらっしゃるのではないでしょうか。既にお持ちのスニーカーでウォーキングやランニングをはじめるのも良いですが、足に合わないシューズだと腰痛やひざ痛、外反母趾などトラブルに結びつくことがあります。長く続けるためにも、運動の用途に合わせたシューズを選ぶことが大切です。今回は、目的別のシューズの選び方などをご紹介します。

ウォーキングとランニング、同じシューズではダメ?

足を前後に動かして前へ進むという意味では、ウォーキングとランニングは同じ動作のように思えます。「スピードが異なるだけ。同じシューズで良い」と判断してしまいそうですが、答えは「NG」。なぜなら、この2つは似て非なる運動だからです。
最も大きな違いは、地面に両足が着く瞬間があるかどうか。ウォーキングでは常に片方の足が着地していますが、ランニングでは両足が浮いている瞬間があります。
さらに、体にかかる負荷も異なります。ウォーキングでは体重の1.2〜1.5倍ほどの負荷がかかるとされ、ランニングではそれが2〜3倍になるといわれています。もちろん、速度や歩幅で変動しますが、一般的にランニングの方がウォーキングよりも負荷が大きくなります。 ウォーキングシューズとランニングシューズはそれぞれの運動特性に合わせて設計されています。快適に、そして長く続けるためにも運動に合わせたシューズを履くようにしましょう。

快適に歩くためのウォーキングシューズの選び方

では、実際にどのような点に注意してシューズを選べば良いのか見ていきましょう。 まずは、ウォーキングシューズについてですが、以下のポイントを押さえることが大切です。

・クッション性があり、かかとがしっかり固定されること
着地の衝撃を吸収してくれるクッション性の高いシューズであれば、歩く際の安定感が増します。ソールに高さがあるものがベストで、かかとの部分がしっかりフィットし、歩いた時にぐらついたりしないかも確認が必要です。

・適度な重さがあること
シューズは軽めが良いと一概に考えてしまいがちですが、ウォーキングシューズは適度な重さがあることも大切です。歩行は振り子時計のようなもの。やや重めのシューズが振り子の重りの役割を担い、次の一歩を踏み出すのを助けてくれます。自然と足が前に進むので、疲れにくさにつながります。

・歩く場所に合わせてシューズを選ぶ
先にご紹介したポイントは主に舗装路を想定したもの。足に合ったシューズでの街中ウォーキングに慣れてくると、気分転換に山歩きもしてみたいと思うかもしれません。その際、普段のウォーキングシューズのまま出かけるのは避けましょう。舗装路と異なり山道には岩場や砂利、木の根が張っているなど、さまざまな状況あります。例え低山コースでも侮らず、足首をしっかり守ってくれるハイカットタイプのシューズを選ぶのが、ケガをしないためにも重要です。

RenoBody営業担当的ランニングシューズの選び方

ランニングシューズの選び方は、長年トライアスロンに取り組む「RenoBody」営業担当が日頃気をつけている点からご紹介します。

・用途にあったシューズから選ぶこと
近年、箱根駅伝やマラソンのレースで多くの選手が同じシューズを履いているのが見て取れます。「かっこいい!同じものを履いたら速く走られそう」と思うかもしれませんが、これは「NG」。一口にランニングシューズと呼んでいますが、その実、レース用・スピード練習用・ジョギング用など目的によってシューズが異なるからです。マラソン選手がレースで履いているのは、あくまでレース専用に設計されたモデルでありトレーニングには適さないことを、シューズ選びの際、念頭におくようにしましょう。

・自分の走りに合っていること
初心者の方は、ランニングする際のフォームがまだ定まっていないため、シューズ選びでは足への負担軽減が重要となります。衝撃から足や体を守ってくれるソールが厚めでクッション性の高いシューズを選ぶようにしましょう。ややソールが薄く、軽量化されたランニングシューズを手にするのは、ある程度ランニングに慣れてフォームが定まった時に検討することを強くおすすめします。

・デザイン、足入れの感覚などモチベーションが上がるシューズか
日々のトレーニングは自分との戦いの時間でもあります。ご自身の足の形にフィットしていることが一番大切ですが、それを履くことでトレーニングへのモチベーションが上がるシューズであることも重要と考えます。多くのシューズを試着して、フィット性はもちろん、やる気をアップしてくれるデザイン性の高い一足を見つけましょう。

意外と知らない!?正しい履き方でぴったり合ったシューズを選ぶ

自分の足にぴったりのシューズを選ぶためにも、まずは自身の足のサイズを把握する必要があります。ショップによってはサイズを測るサービスがあるので、利用するのもおすすめです。実際に試着をする際は、以下の正しい履き方を実践しましょう。

・“真っ先にかかとを合わせる”が鉄則
シューズを履く際に、靴ひもを緩めず、無理に足を押し込んでつま先をトントンと地面に打ち付けて履いていませんか。シューズの設計はかかとが中心。真っ先にかかとを合わせるのが正しいシューズの履き方です。 靴ひもを緩めて足を入れてから、つま先を上げた状態でかかとをトントンと合わせます。靴ひもを結ぶ際は、つま先側はゆったり、くるぶし側はしっかり結んで足にフィットさせます。この正しい履き方を試着の時だけでなく、普段も実践するようにしましょう。

写真左のようにつま先を上げた状態でかかとを合わせます。シューズを脱ぎ履きする際は、必ず靴ひもを緩めましょう。

最後に、実際に歩いて履き心地を確認する際、以下のポイントに注目しましょう。

[試着のチェックポイント]
□かかとが脱げないか
□つま先に余裕があるか
□履き口にくるぶしが当たっていないか
□足の甲の部分が張りすぎ・緩みすぎていないか
□土踏まずにフィットしているか

・新しいシューズを手に入れたら気をつけたいこと
シューズの靴ひもを緩め、かかとから足を入れるという正しい履き方以外にも、気をつけたいことがあります。最も大切なのが、かかとを絶対に踏まないことです。自分の足に合ったものを選んだはずなのに、かかとを踏むことでシューズの形状が変わり本来持つシューズの機能が損なわれてしまいます。
また、シューズはソールにゴムを使用しており、高温多湿を嫌います。できるだけ風通しのよい日陰で保管するようにしましょう。
気に入って購入したシューズですから長く履きたいですが、ものには寿命があります。特に劣化が激しいのはソール部分で、磨耗が進むと本来のクッション性が失われてしまいます。劣化具合を定期的にチェックし、買い替えの判断をしましょう。

おわりに…

運動を長く続けるためにも、正しい用具を手に入れることが大切です。全身を支える役割を担うシューズは、数ある用具の中でも、要といっても過言ではありません。健康的なウォーキング・ランニング生活を送るためにも、正しいシューズを選びましょう。