株式会社日本環境認証機構 様 導入事例

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導入事例

株式会社日本環境認証機構 様
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【業種】サービス業(認証事業、教育・研修事業)
【ご担当者】
経営企画部
総務・ITグループ長 森本謙二様(写真左)
鈴木真弓様(写真右)
RenoBodyウォーキングイベントサービスをご導入いただいている企業ご担当者にお話を伺うインタビューシリーズの第12回目です。 お話を伺った株式会社日本環境認証機構様は、1994年の創業以来、環境・品質・情報セキュリティなど、さまざまな認証事業を提供しています。また、それに付随して認証に関わる教育事業も行っています。
2021年にRenoBodyウォーキングイベントサービスをご導入いただき、これまで3回実施されています。今回は2023年10月〜12月にかけての2カ月間、第3回目となるイベントを実施された後にお話を伺いました。
[取材日:2024年1月24日/インタビュアー:小野瑛之]

健康経営の方針とウォーキングイベント導入について

―御社にとっての「健康経営」とは何でしょうか?大事にされている点やテーマについてご教授ください。
森本氏:当社が目指すところは、「働きやすい健康的な職場」です。
健康経営について改めて考えるきっかけになったのは、コロナ禍において在宅勤務を導入した時でした。通勤がなくなることでどうしても運動不足になることが見られたので、それを解消できる施策はないかという話が上がってきました。

―ウォーキングイベントを導入された経緯を教えてください。
森本氏:運動不足で溜まったストレスを解消するには、ウォーキングが良いという意見が出ました。
当社は社員の年齢が高く、平均で60歳手前ぐらい。あまり激しい運動はできないという事情があり、誰でもできる運動ということで、ウォーキングが選ばれました。
スマートフォンはみんな持っていますし、時世的に運動会というのでもないですからね。
―誰でもできるというのは、大事ですよね。
鈴木氏:(ウォーキングイベントを行うと)皆さん、すごく張り切っていますよね。


―ウォーキング以外実施されている健康経営に関する取り組みを教えてください。
森本氏:ラジオ体操を始業前と15時の1日2回、かれこれ10年以上行っています。もちろん任意ですので、時間になりラジオ体操の曲が流れてきたらできる人は体操をするという感じで行っています。

鈴木氏:ラジオ体操をするとスッキリしますよね。

森本氏:曲げて、伸ばしてなど動きをしっかりやると、いい運動になりますからね。これはずっと続いていて、「ないと寂しいね」という声もあります。


ウォーキングイベントを実施して

“健康作りの楽しいイベント”であることを強調し、参加率上昇

ーこれまで3回ウォーキングイベントを実施いただきまして、参加率が右肩上がりですが、何か工夫をされたのでしょうか?
森本氏:最低限登録するだけでもらえる参加賞を用意しまして、「入って、入って」と宣伝はしていますね(笑)。あとは、所属長に「ちょっと少ないようですけど、呼びかけてもらっていいですか」と働きかけることもあります。
社員の皆さんには、最初に申し上げた趣旨である「健康のため」であることを伝えています。
やはり、敬遠される方もいるんですよね。スマートフォンにアプリを入れると管理されているんじゃないかと(笑)。そんなことは一切なく、みんなで健康になるために楽しく行うイベントですと周知していくことで、だんだん増えてきているのかな、と思います。最初はみんな身構えていたんですが、回を重ねるに連れてこんなものかと、気軽に入ってくれるようになったと感じています。


ー手軽に参加できるということが広まってきたという感じでしょうか?
森本氏:「参加賞がもらえるし、わいわいやっているからいいんじゃない」という感じで理解されているのかなと思います。


ーイベント実施後、気づいた点などありますか?
森本氏:歩くことは誰でもやっていることで、それほど差が出ないだろうと思っていました。ところが実際やってみると、歩く人はすごく歩くし、私自身もそれほど歩く方ではないと思っていましたが、やはり普通にスマホを持っていたら結構上位にランクされる。一方で全然歩数が上がらない人もいる。そういう方はスマホを持っていない時間が多いのかもしれませんが……。

鈴木氏:上位の方は2万歩とか、ものすごく歩いていますよね。その期間は何駅か前から降りて歩いたりしていたようです。
森本氏:個人差が意外とあるんだと感じましたね。


ーそれは社員の皆さまもランキング表示を見て感じているんでしょうか?
森本氏:思っていると思いますね。「そんなに私、歩いてなかったんだ」とか「意外といけてるじゃん」とか。ランキング表示されることで気づいた点ですね。

鈴木氏:「あの人には負けたくない」とかもありそうですね(笑)。

鈴木氏:あるのかな(笑)。
やはりランキング表を毎日見ていると、自分より一つ上の人には負けられないと思うしね(笑)。


ー参加社員の方々の取り組みの傾向として、部署・年代・性別的な傾向はありましたか?
森本氏:東京に本社、大阪に関西支社があるんですが、西高東低の傾向がはっきり出ていました。


ー興味深いですね!思いあたる理由はありますか?
森本氏:意外ですよね。
まず挙げられる理由がオフィスです。本社は駅からすぐなので、あまり歩かなくてすむんです。関西支社は駅から10分ほど歩かないといけないので、それを往復するだけで20分のウォーキングになるんですね。そこにアドバンテージがあるのかな、と。
ただ、それだけではなく、関西支社は結束が強いですね。特に関西の営業部が、団結してやっているとは聞いています。みんなでなるべく歩いて歩数を上げていこうと。結束力がありますね。

鈴木氏:グループ戦を行っているんですが、優勝は3年連続関西支社の営業部ですね。

森本氏:グループ戦優勝はトロフィーを授与しているんですが、最初の年に渡したきり、東京の本社に戻ってこないです(笑)。「もういいから、そちらに置いておいて」と言うくらい関西支社は強いですね。
チャット機能も今年はじめて利用しましたが、関西支社はよく使っていましたね。チャットで連絡を取り合っていて、それは導入した私としましても、よかったなと思いました。そういった面を見ても、結束の強さを感じました。


ー中心になる方が、関西支社にいらっしゃるのでしょうか?
鈴木氏:関西支社はワンフロアで、本社より人数が少ないこともあってか、昔から結束が強い印象がありますね。

森本氏:規模が本社ほどは大きくなく、一つのフロアで一緒に仕事をして、飲んで・食べてという交流もよくやっているようなので、同じことを行っていても本社とはちょっと違いますね。


ー今は、皆さんフル出社されているんですか?
鈴木氏:部署によっても違いがありますが、基本的には週2回までの在宅勤務になっています。そのほか、時差勤務も認められています。

森本氏:ウォーキングイベントを始めたきっかけ・目的である在宅勤務を継続しているので、これからもイベントをやっていけたらと考えています。


メタボ対策を意識してウォーキングに取り組む方も

ー特にがんばった方、生活スタイルが変わった方のエピソードなどありますでしょうか。
森本氏:個人優勝が2年連続で同じ人だったんですが、聞いたところ、メタボ対策や運動不足解消をかなり意識して、いつも降りる駅を3、4つ手前で降りて歩いていたそうです。その1位の方は1日2万4000歩も歩いていました。他の社員も、やはり通勤で歩くようにしている方が多かったようですね。
私も新橋からここまで(溜池山王)歩いていましたね。20分ちょっとですが。


独自にイベントマニュアルを作成し、エントリーの促進を図る

ー企画側として苦労された点はありますか。
森本氏:苦労した点といえば、参加してもらうために社員にどう勧奨するかが一番苦労しました。エントリー操作はそれほど大変ではないんですが、それでも若干つまずく方がいるわけで、なるべくハードルを下げてエントリーがしやすくなるよう工夫しています。
例えば社員番号だけでエントリーできるようにして、パスワードもあまり難しいものは入れさせないなど、敷居を下げて入りやすくしています。
エントリーの仕方や画面の見方の説明をメールで送付したり、社内のイントラサイトにも掲載したりというようなことをやっていますね。


ー画面の資料などは、御社で独自に作られているんですか?
森本氏:いただいたマニュアルは参考資料として置かしてもらっていますが、それとは別に利用マニュアルを作っています。当社の社員にわかってもらいやすい資料のフォーマットがありまして、当社なりにある“コツ”を外さないようにして、展開していますね。


ーイベントを運営されていて、印象深かったことはありますか?
森本氏:やっていて面白いなと思ったのは、ニックネームですね。基本的にニックネームで入れてもらうようにしているんですが、皆さんユニークな名前を入れてくる人もいれば、真面目にフルネームで入れる方もいて、その人となりが出て面白かったです(笑)。
ウォーキングを通して社員同士のコミュニケーションがとれるのもいいなと思いますね。べったりしすぎない、ゆるやかなコミュニケーションを取れる環境を作れたことが成果だったと思います。

イベントのメールは、仕事メールと体裁を変える細やかな工夫も

ー参加率、継続率を向上させるような施策を何か実施されましたか。
森本氏:参加賞を用意したり、メールを送付したほかには、朝礼で「今年もやります、頑張ろう」と告知していました。


ー告知はどのぐらい前からされていましたか?
森本氏:結構ギリギリで、一週間ぐらい前からでしょうか。
運営側の準備もあるので、なかなか事前には難しいですし、事前に告知をしたとしてもエントリーするだけなので、直前でも良いかなと。
エントリーの仕方など、メールは割と出すようにしましたね。イベント中も、「もうそろそろ終わりなので、ラストスパートしましょう」などという感じでも送信しています。お仕事メールではない感じになるよう、なるべく文面やフォントを変えるなど工夫しました。


ー告知は第1回目から試行錯誤された感じでしょうか?
森本氏:そうですね。メールには「参加者の方へお送りしています」と謳っていますが、参加者以外の全員にも届くようにしていました。参加していない方にも「何かやっているな」というアピールになって、次回はエントリーしてもらえるかなと。


ー途中から参加される方もいらっしゃいましたか?
森本氏:いますね。イベント期間中に入社する方もいたりするので、そういう方には「ぜひやってください」と声がけしたりしました。 スタート時点で入る人って、結果的に74名入りましたけど、多分その半分ぐらいじゃないかなと。その後、どんどんエントリーしていって、結果74名になった感じです。


ーメールでの呼びかけの効果でしょうか?
森本氏:あると思います。やはり仕事もあるので、スマホの操作は後回しになってしまうので、「今、やっていますよ」と告知すると、「ああ、今年もあるんだ」ということでエントリーがどんどん増えるという感じだったと思いますね。


ーメールを送付する曜日や時間などタイミングは決めてらしたのですか?
森本氏:そこは考えずに送信していました。 ただ、期間でいうと、当社はイベントを2カ月行っていますが、最終日を必ず日曜日にしています。
なぜかというと、最終日の日曜日に思いっきり歩いて逆転する人もいるだろう、と。そういう意図で、必ず日曜日にしています。でも、そこまで行くともう勝ち目はないですがね、物凄い差がついちゃって(笑)。1位なんて120万歩とかいっていて、自分は90万歩だったりすると逆転できるわけがない。それでもやはり、日曜日が最終日というのは崩していないですね。


ー「RenoBodyウォーキングイベントサービス」を活用して特に良かった点があれば教えてください。
鈴木氏:会社として、みんなでできる共通のイベントがあるのはいいですよね。今までは全然なかったので。

森本氏:「秋の運動会」のような感じでイベントとして定着してきていますね。
会社のイベントが減りつつある中、今まで行っていた行事的なものもなるべく省略することで、いい部分もありますが、寂しい部分もある。そういうところに、ウォーキングイベントを行うことで、一石投じたのかなと。



優勝チームにトロフィーを授与するなど、面白みの創出

ー先ほどグループ戦優勝チームにはトロフィーをご用意されているとのことでしたが、トロフィーにされたきっかけはなんですか?
鈴木氏:「トロフィーを授与したら面白いんじゃない」というユーモアからだったと思います。しかも、小さなトロフィーではなく、あえて大きいのにしたりして。

森本氏:団体戦と個人戦では雰囲気を変えるという意味もありますね。このぐらい(40〜50cm)のトロフィーで、てっぺんにスポーツのポーズをとっている人形が付いています。ウォーキング用のトロフィーがなかったので、競歩用トロフィーで代用しました(笑)。


ーできれば現物が見たかったです(笑)。
鈴木氏:我々もしばらく見ていないです。来年は頑張って関西から取り戻さないと(笑)。


ートロフィーの授与はどうされているんですか?
森本氏:12月の上旬にイベントが終了するので、お正月にある全社朝礼で行っています。

鈴木氏:関西支社はオンラインで行います。社長が賞状や賞品を授与するのですが、関西支社の受賞者はカメラの前に立ってもらって東京にいる社長が賞状を読み上げてエアーで渡しています。
グループ戦はトロフィーと賞品、個人戦は1位から3位の方、「クイーン賞」として女性社員の上位者、最後に特別賞として参加者の中から社長がくじ引きで選んだ方に賞品を授与しています。これとは別に参加者全員に参加賞があります。


ー個人戦の賞品はどのように選んでいるんですか?
森本氏:運営側で毎回苦労しながら選んでいますね。

鈴木氏:個人戦1位の方はカタログギフトなんですが、そのほかは毎回違う物を用意しています。

森本氏:これが悩ましいんですよね。血圧計などが定番なんですが、ウォーキングイベントの賞品なので、健康やスポーツに関係するものを選ぶようにしています。

鈴木氏:今回は、ちなみにスマートウォッチもありました。

森本氏:そのほかには食べるもの、健康食ですとか、イベントでスマホを使うので上に置くだけで充電できる置き時計ですとか、毎回いろいろ考えます。
貰えばうれしいけれど、あえて自分ではあまり買わないような健康にまつわるものを選ぶようにしていますね。

鈴木氏:全員にお渡しする参加賞も悩みますね。昨年はオリジナルTシャツでしたが、サイズが悩ましいんですよね。

森本氏:1回目はスポーツタオルで、2回目もスポーツタオルにしようかと思っていたんですが、Tシャツになりました。
パジャマにしてもいいように、シンプルなデザインにしまして。フォントは小さすぎると文字が潰れるなど、制作の方とやり取りして作りましたね。余らせてしまってもいけないので、サイズは悩みでした。男性は割とLサイズを選ぶ方が多かったですね。


ー賞品はいつ頃から考え始めるんですか?
森本氏:開催中の、そろそろ終わり頃に選びはじめます。
上位が常連になってしまうと、毎年同じものを授与するわけにもいかないので、替えていかないといけないですよね。これまた、悩ましいですよね。


ー本日はありがとうございました。


取り組みのポイントまとめ

株式会社日本環境認証機構様の取り組みについて、まとめてご紹介します。
【実施期間】
・2023年10月4日(水)〜12月3日(日)の2カ月間、関連会社も含めた全社員を対象に実施
 →年1回、10月初旬〜12月初旬に開催し、“秋の運動会”のような位置づけ
・参加者目標122名、実際の参加者74名
 →過去3回を通してイベントとしての認知が進み、参加人数は右肩上がり

【お知らせについて】
・メールおよび朝礼で告知
 →仕事のメールと差別化を図れるよう、文面やフォントを変える工夫も

【インセンティブの付与】
・個人戦は合計歩数、グループ戦は平均歩数で競う
 →グループ分けは所属部(最小4名〜最大20名)

【賞品について】
・グループ戦の優勝チームにはトロフィーを授与
 →年初の全体朝礼にて授与式を開催
・参加賞はオリジナルグッズ(第1回:スポーツタオル、第2回:Tシャツ)
・賞品はスマートウォッチ、血圧計、健康食品など、健康やスポーツに関連する賞品を、毎回内容を変えて運営側でセレクト

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